2017年2月28日火曜日

出産の記録~産前の疑問と実際

1月某日、女の子を出産しました。
予定日を5日超過して、陣痛促進剤を使った誘発分娩でした。

私は産前、結構お産に対してビビッてたんですが、産んでみればなんとかなりました。笑
産前よくわからなくて不安だったことと、その実際を記録しておきます。あくまで私個人の場合ですが、参考になればと思います。

痛みや出血の描写があります。ご了承ください。



⚫︎所要時間
産前のギモン
「陣痛発来〜出産までの長い時間、どうやって痛みに耐えるんかいな?」

実際に経験してみて
「痛い時以外は半分寝てるから、そんなに長く感じない」

私は朝9時入院、夕方17時半出産という会社員のようなスケジュールでした(笑)
2日前くらいから痛みであまり眠れていなかったので、眠くて眠くて。お産が進んでからは痛みに耐えるのに疲れて、やっぱり合間には意識がぼんやりしてた。気づいたら時間が経っていた気がする。

そんなこともあって、「時間長すぎ」とか「いつ終わるの?」って感じはあまりなかったです。
でも長い人は数十時間かかって出産するから、人によってはそういう感覚になるかも。


⚫︎痛み
産前のギモン
「よく言う"鼻からスイカ"って、耐えられるの?」

実際に経験してみて
「鼻からスイカというよりは、脚がつる系の痛み。耐えられないのはラスト数時間だけ!」

私の場合、いきんで赤ちゃんを出す段階ではもう痛みはなかった(いや、痛かったかもしれないけど必死さが勝って覚えてない)ので、鼻からスイカ的な、いわゆる「産み出す」痛みは感じてません。

辛かったのは、その前段階。陣痛がMAXになった時の痛みは、今までに体験したどんな痛みよりも痛かった。例えようもないけど、強いて言うなら、脚がつった時の痛み?の何百倍もするやつ。
出産前の2時間ほどはだいたいこのMAXの痛みだったと思います。特に私は子宮筋腫持ちなので、痛み・出血ともにやや強めだったようです。

でも出産から約2ヶ月経って、その痛みも忘れつつあります。「めっちゃ痛かった!」っていう記憶はあるけど、具体的なことは覚えてないというよくわからない感覚。
次の出産があるとしても、無痛/和痛でなくて良いかなと思います。陣痛の痛みは忘れるというけど、本当なんだなー。

2017年2月27日月曜日

出産の記録~当日2

1月某日、女の子を出産しました。
予定日を5日超過して、陣痛促進剤を使った誘発分娩でした。

出産を終えた夜中、お産ハイ?なのか眠れなくてその日のことを記録しておいたもの。
せっかくなので、残しておこうかと。。

誘発分娩の予約をして、これからどうなるんだろう?って緊張してる方の参考になれば、と思います。

痛みや出血の描写があります。ご了承ください。


⚫︎13:15くらい
母来る。陣痛室は夫しか入れないので、廊下に出てちょっと話すが、そのタイミングで陣痛きてしまいすぐ退散。ごめん…。
トイレへ。点滴つけてて尿意が頻繁にあるのに、いざトイレに座ると出るまでに時間がかかるっていう変な感じ。座ってる時に痛みがくると寝ている時より辛いので、一刻も早く陣痛室で横になりたい。
助産師さんに呼ばれ、分娩室で内診。先生もいた。うーん、やっぱりあんまり開いてないし、赤ちゃん降りてきてないね。チクショー、痛いのに。


⚫︎〜14:00
痛みがいよいよ強くなってきた。昼食を頑張って完食したのが祟って、吐き気。エチケット袋を手に届くところに準備。
仰臥位は張りが強くなる感じで辛いので、左右どちらかを向く。が、一度側臥位になってしまうと痛くて動けない。
これまでNSTの脱着の時には助産師さんに気を使って自ら仰臥位になっていたが、そんな余裕はなくなった笑。点滴を増やされるたびに、虐めないでー!とか思う。血がドバドバ出る。


⚫︎14:30?
このへんから時間あいまい。陣痛の時、おしりのあたりに違和感。肛門というほどじゃないけど。赤ちゃん降りてきたのかな?痛みかなり辛い。でも、陣痛と陣痛の間は不思議な感覚。寝てる?いや、目は開いてると思うんだけど、ぬくぬくポヤ〜っと意識が遠のく感じ。痛みが来て、ハッと元に戻る。時間の間隔が曖昧なのは、意識が飛んでるせい?
1回ごとに痛みの強弱が微妙に違うので、「毎回これくらいならいいのに」っていうのもあった。陣痛の最中、スーハースーハー、呼吸を数えると、だいたい7回くらいで痛みがひく。たかが7回じゃないか!と自分を励ます。
助産師さんが陣痛室に様子を見にきた。苦しみつつ尋ねる。「赤ちゃんはどうですか?」 「元気ですよ」


⚫︎15:00
痛みが本気でやばい。呼吸7回じゃひかない。13回くらいかかる。陣痛のたび泣きたくなるが、その余裕もない。
内診したところ、子宮口は5,6cm開大まで来ているとのこと。「まだ半分かよ!」と思うが、助産師さんに「頑張ったね」と言われ少し嬉しい。

⚫︎15:30
陣痛時の呼吸の仕方がわからなくなる。深く呼吸すると痛いんだもん。浅くハッハッと言った挙句、何故かおしりに力入っちゃったり。陣痛が進むといきみたい感じになると聞いてたけど、「いきみたい」というよりは「身体が勝手にいきんじゃう」っていう感じだった。 
仕事を早退して向かっていると夫から連絡あり。

⚫︎16:30
痛すぎてヘロヘロ。夫に「疲れた」とラインしたら、もう廊下で待機してると返信があり、驚く。考えてみれば夫の勤務先は病院から徒歩10分程度なのですぐ来れるんだけど。もう時間の感覚がないのだ。
NST中に尿意に負けナースコール。トイレのあと内診しましょう、と分娩室へ。知らない人がいるーと思ったら、ここの病院は17時で助産師さんが交代するらしく、夜勤の方だった。かなりベテランの方。

このへんから陣痛時叫ぶように。「あなたは筋腫があるから痛いのよ。頑張って」「鼻で吸って口で吐く!」と言われるが、それができたら苦労はしない
先生の内診。いきみの練習?のようなことをさせられる。スーハー、スーハー、スー、グッ。きつい。これで何を診たのかわからないが、点滴中止された。少し痛みがひくよーと言われ、とりあえず嬉しい
しかし、「点滴止めてこのまま陣痛が続けば夜くらいに生まれる、消えちゃったら明日もう一度点滴」と言われ、絶望。「この痛みが夜まで続くんですか?!死んじゃう!」と訴える。

⚫︎〜17:00
分娩台でNST。仰向け痛いー!嫌ー!で、ついに耐えられず右へ左へ転がる。息もできないが「赤ちゃん苦しがってるよ!」と怒られなんとか呼吸を確保。赤ちゃん…


⚫︎17:00〜 
先生から助産師さんへ内線。お産に持っていく、と言っているらしい。持っていく?産めるってこと?痛みおしまい?と混乱する。

助産師さんがお産の準備を始める。何か腰の下にシーツ類を敷くためか、「腰浮かせてー」と繰り返し言われるのが辛い。外で待機してる夫にも手術着が渡され、準備しているらしい。
先生来る。内診?なのか手を突っ込まれてグリグリやられるのが痛い。
夫入室。痛くてまともに顔を見られない。

さっきやったいきみを何度かやる。スーハー、スーハー、スー、グッ!この時たまらず声を出すと、力が逃げちゃうよ!と怒られた笑。ので、ひたすら無言でいきむ。もはや痛みは感じず力一杯いきむ作業という感じ。「いきむの上手いよー!」と言われ「よっしゃ」とやる気が出る(単純)


⚫︎17:20 
破水したらしい。というのも、患者名や出産日時などを書き込むホワイトボードが分娩室内にあり、「破水時間」を記載されてわかった。体感は全くなかった。会陰切開のための麻酔をしているらしいが、もう何とでもしてくれという感じ。

また陣痛のタイミングで何度かいきませられる。死ぬ気でいきんでると、そのうち「もういきまなくていいよ〜」と。え?生まれて来てるの?と思いつつ、ハッハッハッと小刻みに息をする(呼吸法のテキストを思い出した)


⚫︎17:27 
おぎゃぁ!と元気な声!思わず手を伸ばし、触れる。血がついたが気にしない笑。
反射的に出る「ありがとう」の言葉と涙。赤ちゃんはゲホゲホしてるようで少し気になったが、大丈夫みたい。 
あとはされるがまま。赤ちゃんも助産師さんに綺麗にしてもらっている。2845g。妊娠中は小さい子だと心配したけど、そんなに大きくなっていたんだね。私が生まれた時とちょうど同じくらいだ。


⚫︎17:30 
胎盤出す。全然痛くなかった。
赤ちゃんがおくるみに包まれ、私のもとへ!かわいい〜!生まれてきてくれてありがとうー!小さな手、爪。夫と一緒に記念撮影。そのままつぶさに観察したかったのだが、会陰縫合が痛くてそっちに気が行ってしまった。ごめんよ、娘。たまに声を出したりするのがたまらなくかわいい。
先生は処置を終え、退室。ありがとうございました。


⚫︎18:00〜
赤ちゃんは新生児室へ。夫も廊下で待機している母や義母に報告に行く。助産師さんは後片付けや書類づくり?をしているようだ。私はとりあえずボーっとする。
ふと、水を飲みたくなって頭上に手を伸ばしたら、スマホもあった。とりあえず、来てくれた面々にお礼のラインを送る。
スマホ触ったらなんか現実世界に戻った気がする笑。

あと少し、つづきます。

2017年2月26日日曜日

出産の記録~当日1

1月某日、女の子を出産しました。
予定日を5日超過して、陣痛促進剤を使った誘発分娩でした。

出産を終えた夜中、お産ハイ?なのか眠れなくてその日のことを記録しておいたもの。
せっかくなので、残しておこうかと。。

誘発分娩の予約をして、これからどうなるんだろう?って緊張してる方の参考になれば、と思います。

痛みや出血の描写があります。ご了承ください。


⚫︎6:00起床
この時点で陣痛15分間隔
これくらいの痛みなら、陣痛タクシーでなく徒歩+電車で行けるだろうと判断。

⚫︎〜7:00
朝食、家事
痛みの中、意地で洗濯をする。冷たい空気が気持ちいい。

⚫︎7:50
家を出発。歩き出すとお腹痛い。が、立ち止まるほどではない。喋るのは辛い。電車では、病院の最寄駅で降りやすいドア付近を確保でき安心。

⚫︎8:10 
病院最寄駅に到着。早く着きすぎたのでコンビニで時間つぶし。

⚫︎8:30
病院着。入院手続き。あ、ほんとに入院するのね。という感じ。どうせ陣痛の様子見て帰されると思ってた。(誘発の何たるかがよくわかっていなかったw)
でも受付してる間にも痛みが来て、たまたま顔を出した先生も「もしかしたらこのままお産まで行けるかもね」と。

⚫︎〜9:30
入院準備。入室、着替えなど。準備したはずなのに、お産に必要なものが揃ってなかったので色々買った笑。病室に荷物を置いた後、いきなり陣痛室に案内されたので意外。まずは病室で様子見かと思ってた。(ここでも誘発の何たるかがわかっていないw)
夫に、このまま入院とラインする。

⚫︎9:30〜45
NST後、内診。子宮口3cm開大。そんなに開いてる?やったー!ほらみろ、家で結構痛いの我慢してたんだぞ!(何がほらみろなんだ)と思いつつ、これから始まるホンマモンの陣痛に怯える。

⚫︎9:45〜 
NST・陣痛誘発の点滴開始。30分後くらいから張りが来ますよ〜とのこと。


⚫︎10:00
助産師さん来る。「張ってきました?」「ん〜まだ、点滴前とそう変わらないです」
赤ちゃんにこれから頑張ろうね〜と語りかける。

⚫︎10:15
張りの頻度増える。教科書通り30分後に効き始めた!こんなに効きが早いと、さっさと生まれちゃうかな?と思い、夫に連絡。午後仕事休んで来てくれた方がいいかも。

⚫︎10:45
点滴増やされる。まだまだ痛みは余裕。5分間隔の陣痛の合間にウトウト。陣痛室に設置されている小さいテレビから、ワイドショーがポヤポヤ〜と耳に入ってくる。
お腹が減ってくる。持参したソイジョイ食べようかな。でも夕方おやつにしたいし、我慢して昼食を待とう。(しかし、結局夕方は痛すぎて食べるどころじゃなかったw)

⚫︎11:30 
痛み変わらず。でも、ふとお腹触るとカッチカチでびっくり。これが陣痛ってやつか。
点滴入れたので尿意を覚える。NST外してもらい、トイレへ。点滴前にでっかい産褥ナプキンを装着していたけど、出血量は今のところ昨日と変わらず。午前中にもう1回内診した気がするが、時間忘れた。

⚫︎12:00
お昼ご飯きたー!痛い時は器を持っていられないほどにはなってきたが、まだ余裕あり。体力つけようと思い、頑張って完食。

⚫︎13:00前
相変わらず、痛みのない時はウトウト。13時に先生がきて内診するとのこと。とりあえずトイレへ。

⚫︎13:00すぎ
先生が多忙でまだ来られないので、陣痛室で助産師さんによる内診。子宮口は点滴前と変化ないとのこと。えー。がっかり。出血も変わらずだね。とパンツを穿かされた途端におそらく出血。ここから痛みのレベル変わる。この頃までは、仰向けに寝られた。


つづきます。 

2017年2月25日土曜日

出産の記録〜前日まで

1月某日、女の子を出産しました。
予定日を5日超過して、陣痛促進剤を使った誘発分娩でした。

出産を終えた夜中、お産ハイ?なのか眠れなくてその日のことを記録しておいたもの。
せっかくなので、残しておこうかと。。

誘発分娩の予約をして、これからどうなるんだろう?って緊張してる方の参考になれば、と思います。

痛みや出血の描写があります。ご了承ください。


⚫︎予定日
まったくお産の気配なし。日課の散歩(3km程度)とテレビを見て過ごす。

⚫︎予定日+1日
午前中トイレに行ったところ、おしるし発見。
出血しているという感覚はなく、トイレで初めて気づいた。
痛みは特になし。以後少しずつ出血。

⚫︎予定日+2日
夜から不定期な腹痛が始まる。
夜中寝ていても1〜2時間ほどで痛み、目がさめる。

⚫︎予定日+3日
病院で診察(陣痛で受診したのではなく、元々この日にNSTの予約をしていた)。
赤ちゃんの頭がまだ降りて来ず、張りも弱いので明後日誘発をしましょう、と決定。

担当の先生による説明は、「誘発の点滴をして、うまく陣痛がつけばその日に生まれるし、そうでなければ次の日また点滴しましょう。」とのこと。

予定日を過ぎてからというもの、親や友達からの「まだ?」発言にだいぶ追い詰められていたので、点滴してもまだスムーズに生まれない可能性があることに絶望w
夜、ベッドでシクシク泣いて夫に驚かれた(笑)

⚫︎予定日+4日
出血がやや増える。粘り気のある茶褐色。
腹痛15〜20分間隔に。あ、これが強くなると陣痛なんだな、と察する。
痛みのない時は暇でたまらず、掃除したり散歩したり動き回る。

夜中も痛くてろくに眠れないが、どうせ生まれないだろうとヤケになっていたのと(笑)、いずれにせよ明日の朝には誘発するんだし、ということで病院に連絡したりはせず静かに耐えていた。