2017年2月27日月曜日

出産の記録~当日2

1月某日、女の子を出産しました。
予定日を5日超過して、陣痛促進剤を使った誘発分娩でした。

出産を終えた夜中、お産ハイ?なのか眠れなくてその日のことを記録しておいたもの。
せっかくなので、残しておこうかと。。

誘発分娩の予約をして、これからどうなるんだろう?って緊張してる方の参考になれば、と思います。

痛みや出血の描写があります。ご了承ください。


⚫︎13:15くらい
母来る。陣痛室は夫しか入れないので、廊下に出てちょっと話すが、そのタイミングで陣痛きてしまいすぐ退散。ごめん…。
トイレへ。点滴つけてて尿意が頻繁にあるのに、いざトイレに座ると出るまでに時間がかかるっていう変な感じ。座ってる時に痛みがくると寝ている時より辛いので、一刻も早く陣痛室で横になりたい。
助産師さんに呼ばれ、分娩室で内診。先生もいた。うーん、やっぱりあんまり開いてないし、赤ちゃん降りてきてないね。チクショー、痛いのに。


⚫︎〜14:00
痛みがいよいよ強くなってきた。昼食を頑張って完食したのが祟って、吐き気。エチケット袋を手に届くところに準備。
仰臥位は張りが強くなる感じで辛いので、左右どちらかを向く。が、一度側臥位になってしまうと痛くて動けない。
これまでNSTの脱着の時には助産師さんに気を使って自ら仰臥位になっていたが、そんな余裕はなくなった笑。点滴を増やされるたびに、虐めないでー!とか思う。血がドバドバ出る。


⚫︎14:30?
このへんから時間あいまい。陣痛の時、おしりのあたりに違和感。肛門というほどじゃないけど。赤ちゃん降りてきたのかな?痛みかなり辛い。でも、陣痛と陣痛の間は不思議な感覚。寝てる?いや、目は開いてると思うんだけど、ぬくぬくポヤ〜っと意識が遠のく感じ。痛みが来て、ハッと元に戻る。時間の間隔が曖昧なのは、意識が飛んでるせい?
1回ごとに痛みの強弱が微妙に違うので、「毎回これくらいならいいのに」っていうのもあった。陣痛の最中、スーハースーハー、呼吸を数えると、だいたい7回くらいで痛みがひく。たかが7回じゃないか!と自分を励ます。
助産師さんが陣痛室に様子を見にきた。苦しみつつ尋ねる。「赤ちゃんはどうですか?」 「元気ですよ」


⚫︎15:00
痛みが本気でやばい。呼吸7回じゃひかない。13回くらいかかる。陣痛のたび泣きたくなるが、その余裕もない。
内診したところ、子宮口は5,6cm開大まで来ているとのこと。「まだ半分かよ!」と思うが、助産師さんに「頑張ったね」と言われ少し嬉しい。

⚫︎15:30
陣痛時の呼吸の仕方がわからなくなる。深く呼吸すると痛いんだもん。浅くハッハッと言った挙句、何故かおしりに力入っちゃったり。陣痛が進むといきみたい感じになると聞いてたけど、「いきみたい」というよりは「身体が勝手にいきんじゃう」っていう感じだった。 
仕事を早退して向かっていると夫から連絡あり。

⚫︎16:30
痛すぎてヘロヘロ。夫に「疲れた」とラインしたら、もう廊下で待機してると返信があり、驚く。考えてみれば夫の勤務先は病院から徒歩10分程度なのですぐ来れるんだけど。もう時間の感覚がないのだ。
NST中に尿意に負けナースコール。トイレのあと内診しましょう、と分娩室へ。知らない人がいるーと思ったら、ここの病院は17時で助産師さんが交代するらしく、夜勤の方だった。かなりベテランの方。

このへんから陣痛時叫ぶように。「あなたは筋腫があるから痛いのよ。頑張って」「鼻で吸って口で吐く!」と言われるが、それができたら苦労はしない
先生の内診。いきみの練習?のようなことをさせられる。スーハー、スーハー、スー、グッ。きつい。これで何を診たのかわからないが、点滴中止された。少し痛みがひくよーと言われ、とりあえず嬉しい
しかし、「点滴止めてこのまま陣痛が続けば夜くらいに生まれる、消えちゃったら明日もう一度点滴」と言われ、絶望。「この痛みが夜まで続くんですか?!死んじゃう!」と訴える。

⚫︎〜17:00
分娩台でNST。仰向け痛いー!嫌ー!で、ついに耐えられず右へ左へ転がる。息もできないが「赤ちゃん苦しがってるよ!」と怒られなんとか呼吸を確保。赤ちゃん…


⚫︎17:00〜 
先生から助産師さんへ内線。お産に持っていく、と言っているらしい。持っていく?産めるってこと?痛みおしまい?と混乱する。

助産師さんがお産の準備を始める。何か腰の下にシーツ類を敷くためか、「腰浮かせてー」と繰り返し言われるのが辛い。外で待機してる夫にも手術着が渡され、準備しているらしい。
先生来る。内診?なのか手を突っ込まれてグリグリやられるのが痛い。
夫入室。痛くてまともに顔を見られない。

さっきやったいきみを何度かやる。スーハー、スーハー、スー、グッ!この時たまらず声を出すと、力が逃げちゃうよ!と怒られた笑。ので、ひたすら無言でいきむ。もはや痛みは感じず力一杯いきむ作業という感じ。「いきむの上手いよー!」と言われ「よっしゃ」とやる気が出る(単純)


⚫︎17:20 
破水したらしい。というのも、患者名や出産日時などを書き込むホワイトボードが分娩室内にあり、「破水時間」を記載されてわかった。体感は全くなかった。会陰切開のための麻酔をしているらしいが、もう何とでもしてくれという感じ。

また陣痛のタイミングで何度かいきませられる。死ぬ気でいきんでると、そのうち「もういきまなくていいよ〜」と。え?生まれて来てるの?と思いつつ、ハッハッハッと小刻みに息をする(呼吸法のテキストを思い出した)


⚫︎17:27 
おぎゃぁ!と元気な声!思わず手を伸ばし、触れる。血がついたが気にしない笑。
反射的に出る「ありがとう」の言葉と涙。赤ちゃんはゲホゲホしてるようで少し気になったが、大丈夫みたい。 
あとはされるがまま。赤ちゃんも助産師さんに綺麗にしてもらっている。2845g。妊娠中は小さい子だと心配したけど、そんなに大きくなっていたんだね。私が生まれた時とちょうど同じくらいだ。


⚫︎17:30 
胎盤出す。全然痛くなかった。
赤ちゃんがおくるみに包まれ、私のもとへ!かわいい〜!生まれてきてくれてありがとうー!小さな手、爪。夫と一緒に記念撮影。そのままつぶさに観察したかったのだが、会陰縫合が痛くてそっちに気が行ってしまった。ごめんよ、娘。たまに声を出したりするのがたまらなくかわいい。
先生は処置を終え、退室。ありがとうございました。


⚫︎18:00〜
赤ちゃんは新生児室へ。夫も廊下で待機している母や義母に報告に行く。助産師さんは後片付けや書類づくり?をしているようだ。私はとりあえずボーっとする。
ふと、水を飲みたくなって頭上に手を伸ばしたら、スマホもあった。とりあえず、来てくれた面々にお礼のラインを送る。
スマホ触ったらなんか現実世界に戻った気がする笑。

あと少し、つづきます。

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